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やまはカンタービレ

大学職員として、英文文書の作成や「ヒト」のパフォーマンスを最大化する仕組みづくりを推進しながら、復業としてブログでの発信や英文法講座などを行っています。アインシュタイン・アプローチを実践しています。人の生き方や個性、心理、性質などに強い関心があり、ブログで学んだことや気づいたことを発信しています。趣味はピアノとDDR(日本191位)です!!

「ペーシング」相手のペースを尊重するという考え方

ごきげんよう。アウトプットしたいことがたくさんあるのに全然追いついていないYAMAHAです。

 

今日は人それぞれが持つ「ペース」を尊重することについて書きたいと思います。お互いがそれぞれ相手のペースを尊重して歩み寄ることがで、もっと過ごしやすい組織や社会になればいいなという私の思いを綴ります。

 

 

「ペーシング」という考え方

対人関係における考え方のひとつに、「ペーシング」というものがあります。

 

会話や行動には、人それぞれのペースがあります。「ペーシング」とは、一言で言えば相手の話や行動のペースに自分の話や行動のペースを合わせることです。

 

自分には自分の、相手には相手のペースがあります。そして、相手には相手のペースがあるということを理解し、自分のペースを相手に合わせようという姿勢を持つことで、相手が気持ちよく話したり行動できたりするようになります。

 

傾聴系スキルには必須のペーシング

私は、「コーチング」という傾聴を通して相手の成長をサポートするスキルを学んでいる時に、この「ペーシング」という考え方に出会いました。

 

傾聴する際のペーシングでは、会話のスピードを合わせたり、言葉使いを合わせたり、共通認識を持つために確認を入れたりします。

 

コーチングやカウンセリングなどにおいては、相手の内面にある気持ちを引き出すことが必要不可欠です。ペーシングの姿勢を持つことで、相手は自分に対して「話しやすさ」を感じて、自分の内面の深いところにある本当の気持ちを話そうという気持ちになってくれるのです。

 

会話だけにとどまらないペーシング

ペーシングが力を発揮するのは、会話の時だけではありません。身近なところで言えばデートでだって行動のペーシングが必要になったりします。

 

恋人同士が並んで歩く時には、歩みの早い人は遅い人に合わせて歩みを緩め、遅い人は早い人に合わせてスピードを上げることで、2人にとってちょうどいいスピードが生まれます。食事だって同様で、片方が食べ終わるのが早すぎるとお互いに気を使ってしまうため、お互いのペースに合わせるという気持ちは欠かせません。

 

このように、ペーシングは会話に限らず、恋愛や仕事など様々な場面で必要になってくる考え方なのです。

 

ペーシングについて書こうと思った理由

今回、改めてペーシングについて改めて書こうと思った理由は、実家で身内の葬儀があったからです。葬儀は、故人を弔うというのが主たる目的であるはずです。

 

ところが、親戚たちが集まると、早く~しろとか、こういうやり方でこうしろっていったじゃんとか、いろいろとお互いの行動に指示を出して干渉したり、思い通りに動かないとイライラしたりして感情的な衝突が生まれます。故人と関係のないところで、です。

 

故人がそんな姿を見たら、果たして喜ぶでしょうか。答えはNOです。みんながお互いのペースを尊重して、気持ちよく協力して葬儀をつくっていけたらいいのに、と思いながら準備をしていました。

 

仕事でも大事なペーシング

会社など、たくさんの人が力を合わせて事業を営んでいる場でも同様です。ある人が試行錯誤しながら作業をしている途中なのにいらない指図をしてきたり、なぜそのようなやり方をしているのかとかに想像を及ぼすことなく、目の前の現象だけを見てそれはダメだ、それは違うなどと言ったりする人は本当に多いです。

 

組織のメンバーもそれぞれのペースで自分の考えを持って仕事をしています。そのため、その人の行動の背景にある考えを忖度したり、協力者と自分がお互いにとってちょうどいいペースにまで歩み寄ろうとしたりする姿勢は、お互いが気持よくイキイキと働くためには欠かせません。

 

プロセスで相手のやり方が自分と違ったり、順序が違ったりしても、ゴールさえ間違っていなければ問題のないことは多いです。それどころか、指示を出された方のやり方のほうが効率的だったりすることさえ往往にしてあります。

 

なので、相手の考え方や相手のペースを尊重して、必要以上に自分のペースや自分が考える手順だけを押し付けることのないようにすることが、人間関係においては重要になります。

 

お互いの歩調を合わせて住みよい組織や社会をつくりましょう

私はこれからも他者と一緒に何かをするときには、相手のペースや考え方を受け止めて、お互いのペースで気持ちよく仕事し補完し合いながら一緒に成果を出せるようなパートナーシップを気づいていきたいと思っています。

 

そしてみんながお互いのペースは違うんだということを意識できるようになれば、間違いなく世界はもっと優しく住みやすいものになると思います。

 

もちろん、スピードの早い人が遅い人に合わせるだけでは生産性が落ちるばかりなので、ペースの遅い人もペースが早い人と共同作業をする際には、その間くらいのペースまでギアを上げるよう努めることもまた、大切です。

 

みんながみんな、遅い人にペースを合わせろと言っているのではありません。遅い人が、早い人のペースに合わせようとする姿勢を持たずにのんべんだらりとやっているのであれば、それはまた違うと言わざるを得ません。必要なのは、「お互いが」歩み寄ることです。

 

世界には、様々なペースの人がいます。会話や行動のペースや考え方は、人それぞれに違います。自分のペースを知り、相手のペースに合わせようという姿勢をお互いに持つことで、気持ちの良い共同作業ができる社会にしていきましょう。